佐野高校で校内居場所カフェを実施しました。
佐野高校で令和4年度から始まったこのイベントは、令和5年度には3回、令和6年度にはこれまで3回行われており、今回が4回目でした。
スタッフ
- 高校の担当の先生方
- NPO法人ちもり、フリースクールここあっと
- NPO団体「さののわ」
- 学生ボランティア「Rainbow」
当日の様子
終業式が終わった12:30ごろから、生徒さんが来てくださいました。
今回で4回目ということもあり、気軽に来ている感じが良かったです。
今回は、射的コーナーがあったり、リユース品の譲渡ブースが外に設けられたりと、内容が幅広くなりました。
友達同士で来て、お弁当やお菓子を食べたり、カードゲームで遊んだりと、楽しく賑やかに過ごしていました。
部活動の前に来て、そのあと部活動に向かう生徒さんが多かったのですが、中には、部活を終えたあと再び来てくださった方もいて、居場所として認知されてきているなと感じました。
校内居場所カフェの意義
- 教室、部活動を離れた第3の居場所
- 文化、体験の機会の提供
- 交流の場(生徒、教職員、第三者)
- ナナメの関係性構築の場
- 個別支援の起点
様々な依存場所を確保することが、自立の際役に立つ、と考えています。居場所カフェは、新しい出会いや新しい体験を通して、新しい場所に入っていく体験も提供していると思っています。居場所カフェ自体が居場所にならなかったとしても、「自分に合った居場所がどこかにあるはず」とあちこちに参加してみる、そのきっかけになれればいいなと思いながら、実施しています。
今後の課題
みんなで楽しく過ごすことはできる場になってきました。次の段階として、
「一人で静かに過ごすことができる場の提供」
「第3者に相談、話を聞いてもらえる場の提供」を
今後は進めていけるといいなと思っています。
今は試験終了後や終業式後などの特別な日時に行っていますが、相談ができる場は、日常の中に会ってこその場だと思います。
平日の昼休みに、ふらっと立ち寄れる場所。
先生でも生徒でもない、外部の第3者がいて、話を聞いてくれる場所。
そんな場もできるように活動を進めていきたいと思います。